竹林が生い茂る「山崎のウイスキー」が、世界最高のウイスキーに選出 英専門誌 2014.11.4

竹林が生い茂る「山崎のウイスキー」が、世界最高のウイスキーに選出  英専門誌 2014.11.4
 日本のウイスキー「山崎シングルモルト・シェリーカスク2013(The Yamazaki Single Malt Sherry Cask 2013)」が世界最高のウイスキーに初めて選出された。2014年11月3日発売の英ウイスキーガイドブック「ワールド・ウイスキー・バイブル2015(Whisky Bible)」で発表されたらしい。
京都の南西にある山崎は、天王山の麓の竹林が生い茂る豊かな自然に抱かれた風土・気候地で、桂川宇治川・木津川の3川合流地に位置している。この山崎の地は、湿度が高く霧が発生しやすいという自然条件を備えてウイスキーを熟成する条件に適し、ウイスキーづくりの理想郷ともいわれている。
山崎は万葉の歌にも詠まれた名水の里で、「離宮の水」と呼ばれる清らかな水が湧き、日本の名水百選の1つに数えられている。サントリーの山崎蒸溜所は、古くから竹林に囲まれ茶道を究めた千利休もこの水でお茶を点てられた場所である。

f:id:koiy:20141104130843j:plain

この南山城一帯に植えられた竹林から日本最古の物語『竹取物語』が、京田辺の筒木を舞台として出来上がっている。この物語に登場する竹林から湧き出た良質な天然水で山崎のモルト原酒が生まれたことは、先人が生み出した世界に誇るべき出来事である。それとともに竹林が織りなす清らかな水の恵みを受けて貴重な記述である『竹取物語』を生み出した先人の輝かしい事蹟に対して喜びを感ぜざるを得ない。
「竹取翁博物館」「国際かぐや姫学会」 
 copyright(C)2014 World Meeting Corp Kaguya Japan Kyoto All Rights Reserved.